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ハゲ天の12ヶ月
  これがハゲ天の正月です
  これがハゲ天の2月です

ハゲ天・その時代
  昭和初期(1926〜30年)
  戦前の銀座(1931〜36年)
  戦時体制(1937〜43年)
  終戦前後(1944〜50年)
  戦後の復興(1951〜57年)
  第1次狂乱時代(1958〜64年)
  高度成長時代(1965〜70年)
  外食産業少年期(1971〜76年)
  外食産業青年期(1977〜83年)
  バブル崩壊へ(1984〜89年)
  不況の始まり(1990〜96年)
  新世紀を迎えて(19970〜2003年)
 

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(c)株式会社渡辺ハゲ天

これがハゲ天の2月です 2004


<風物>   1965年頃迄はニッパチと言って2月は商売の暇な月でした。処が前月書いた様に 最近は新年会が下火になり、その反動と暖冬傾向もあって2月が特に暇では無くなって来ました。 その上、今年は閏年で日曜が5回有るので売上げは逆に増えると思って居ます。
  今は天プラ海老の96%が輸入を含めた養殖物ですので、相場は年間そう大きく変りませんが、 天然物しか無かった60年代頃迄は、海老は冬は泥中に潜って採れないので、天プラ屋は秋口に 採った物を生簀に囲った物(蓄養海老と言ってました)を使っていました。
  その為2・3月は品薄に成り仕入れ値が3倍以上に跳ね上がります。私共は創業以来 年間定価制を唄っていますので、2月は海老に関しては、売れば売る程損をする月でした。
  最近は全く見掛けませんが、戦前は節分には鬼が嫌うとヒイラギの小枝に丸干し鰯の頭を刺して 戸口に出しました。私共は目を刺せば良いのだと、きすや穴子の頭を使いました。

<名物種>  「月も朧に白魚の…」と江戸の2月は白魚の季節です。繊細な味ですので、 雲丹揚げ、青海苔揚げ、かき揚等、色々有りますが、今年は野菜等と共に変わり塩で召し上がって 戴きます。この頃は輸入海老より高くなりましたが、戦前は蝦蛄は一番安い天プラ種で、 鰹節が入ったと言う冬の子持ちは独特な濃い甘さを好まれる方も多く、一度に36匹も召し上がった 記録が有ります。飯蛸もこの季節になると飯粒が入ったと言って卵を袋に一杯抱えたものが お薦めです。最近は似た味の落ち安い水蛸が多く出回っています。貝類は揚げると難くなるものが 多いのですが、天だねとしては平貝が一番です。5ミリ位に薄くそいだ物の海苔、チーズの サンドは戦後の好評種です。さよりは東京ではカンヌキと言うくらい細長い魚ですが天ぷらには 20cm位の小振りが身も軽く向いています。
  醸造元から戴く酒粕も天プラにしますが、元値が不要なので一寸手を加え通人向きです。


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