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天プラも変わる(5)
<衣の変化>
一番の変化は濃さの違いです。最初の天プラは屋台のスナックでしたから、付け汁も濃い溜まり醤油で、
それに合わせて衣はボッテリとしていました。大正時代には、贋学生を天プラ学生と言った様に中身が解らない程厚く、
粉の1.4倍位の水で溶きました。
それが昭和初期頃から、お座敷天プラ等高級店が増え出すと衣は急速に薄くなります。
そして現在は更に軽くとの要望に応え水が1.8〜2.2倍と薄くなり、揚げた時に衣が種の表面全体を辛うじて覆う限界に近い薄さです。
<変り衣>天プラの衣には小麦粉・卵・水以外は加えないのが通例ですが、最近は味と食感に変化を付ける為、衣に何かを混ぜ加えたり、
フライのパン粉の様に上から何かをまぶす事も、天プラの変形として行われる様になりました。衣に混ぜる物には、化学調味料・塩・
膨張剤・上新粉・抹茶・揉み海苔・ゆかり・紫蘇の実・ウコン・カレー粉・胡椒・ゴマ・刻みパセリ・パプリカ、果てはサプリメント類等。
衣に付ける物には、コーンフレークス・道明寺粉・あられ・春雨・蕎麦・ポテトチップ・刻み昆布・刻み野菜・若布・湯葉・糸湯葉等々、
沢山有ります。併し揚げ立てを直ぐ召し上がって頂く事を考えると、色取り良く盛り合わせる等は余り必要無く、食感と種・衣・調味料が
一体になった味のバランスを考えて、混ぜる物や変り衣の材料を選ぶべきと思います。
とは言っても天プラ衣が、今後は様々に変る可能性が広がっている事は否定出来ません。
ハゲ天は頑なに天プラの衣はこうだと決め付けて了わずに、その変化の面白さも研究して行かなければ成らないと考えています。
勿論 面白いだけでは進化とは言えず、それによって何等かの価値が高まらなければ無意味ですし、種の持ち味を活かすと言う
天プラ本来の良さが崩れては逆にマイナスです。
ですから、天プラ衣の変化は、飽く迄も色・味・形に何等かの価値と魅力を増す為の補助手段と考えるべきと思って居ります。
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